平成二十年(二〇〇八年)五月十九日(月)
(第二千四百二十六回)
◯ユースタス・マリンズがもうすぐ、米国FRBの解体が始まる、と見て
居ることについては、当「時事寸評」(20.5.13)で紹介した。
◯FRBとはそもそも何者か。
FRBの解体とは何を意味するのか。
これから世界(の通貨、金融)は、どうなるのか。
◯今の日本人には、皆目、なんにも分らない。
◯日本民族有志は、今、ジョン・コールマン博士の、二つのモノグラフ、
「キャッシュレスがもたらす奴隷社会」
「IT革命の未来はエレクトロニクス強制収容所」
◯この二つの文章を一語一語、一行一行、一頁一頁、
きわめて真剣に研究しなければならない。
◯この二つのモノグラフは、
「300人委員会、凶事の予兆」(ジョン・コールマン著、太田龍監訳
『300人委員会、凶事の予兆』日本語訳、2000年7月、在庫なし)
の第六章、第七章に収録されてある。
◯前出書、三百三十六頁以下。
ここに、壊滅的な金融危機が世界を襲うときの経済政策として、
「三百人委員会の経済専門家」が、英国議会とエリザベス女王に提出した
覚書が引用されて居る。
◯ここで言はれて居ることの要旨は、以下の如くである。
(1)通貨危機、世界経済の緊急崩壊が、起こるとき、現金社会は終わり
となる。
(2)世界的管理体制は、各国に一定のクレジットを与える。
(3)各国は、一人一人の人民に一定額のクレジットを割り当てる。
(4)このクレジットシステムは、現金なし社会へと導いて行く。
(5)個人の現金所持は認められない。
(6)かくして、世界国家が出現する。
◯なんだこれは!!
◯と、反応するひとは、ましである。
◯こんな話を聞かされた人の殆んど全員が、それをまるで意味の通じない、
チンプンカンプン、としか受け取らないであろう。
◯五月二十三日(金曜)夜の日本義塾公開講座では、この問題についても
解説する。
(了)
【案内】
【日本義塾 平成二十年五月公開講座案内】
◎日 時 平成二十年五月二十三日(金)
午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール
(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 マリンズ著「FRBの秘密(民間が所有する中央銀行)」
についての解説。
FRBの歴史、今後の展望。
◎資料代 千円
◎予約申し込みは、eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ
◎参考文献
(1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」
面影橋出版、平成七年刊、初版 売り切れ。
(2)ザルレンガ著「失われた貨幣の科学」(未邦訳)
(3)E・C・クヌース著「シティーの帝国」
オリジナル翻訳(コピー本、3000円)は、
日本義塾出版部で取り扱い中。
(4)ジョン・コールマン博士、太田龍監訳
「凶事の予兆」(成甲書房、在庫なし)
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